鼻の美容整形で耳の形が変わる?

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鼻の美容整形による副作用を調べてみると、シリコンが透けた、鼻の穴の大きさが非対称になってしまった、鼻筋が曲がってしまったなど、手術部位に直接影響が出るような副作用が多く検索されます。

鼻の美容整形には様々な手術法が存在しますが、中でも耳介軟骨を使用した手術は、手術後も鼻を動かすことができるというメリットがあり、自然な仕上がりを求める方に人気の方法です。

しかし、耳介軟骨を採取する際に切開の傷痕が耳に生じるというデメリットもあるため、傷痕が生じることにストレスを感じる方にとっては考慮すべき点といえるでしょう。

また、手術後のケアを怠った場合、感染症を引き起こし、深刻化すると組織が溶けて耳の形が変形するという事態が起こることもあります。

万が一、炎症が生じても、初期に適切な治療を行えば問題ありませんが、手遅れになってしまった場合、小耳症再建と同じく肋軟骨を使用した大掛かりな手術が必要となります。

このような副作用や事故などで正常な耳を失った方の場合、手術である程度の復元はできたとしても、完全にもと通りにはできないという喪失感を大きく感じることになります。

感染症などの副作用を防ぐためには、手術を受ける環境が清潔であることはもちろん、手術後のケア(抜糸前に水に触れないように気を付ける、禁酒禁煙を徹底するなど)に細心の注意をはらうことが非常に大切です。

耳に傷ができたり、耳が変形する可能性が少しでもあることに不安を感じる場合は、鼻中隔を使用した手術方法もあります。しかし、鼻中隔を使用した手術は、手術後に鼻を左右に動かすことができず、”手術をした鼻”だとわかるような仕上がりになると言われています。

その他、何らかの理由(何度も手術を繰り返して既に鼻中隔も耳介軟骨も使用できない方など)で鼻中隔や耳介軟骨を使用できない場合は最終手段として肋軟骨を使用することもあります。

この方法は胸部に傷痕が残るだけでなく、肋軟骨を採取する際に全身麻酔を行うことになるため、本当にこれ以上方法がないという場合の選択肢となるでしょう。

どの手術(美容整形だけでなく、一般的ながんや盲腸などの手術)においても手術後の副作用や合併症が起こる可能性はありますが、決して頻繁に起こるものではありません。手術方法や執刀医の腕、患者様の体質など様々な要素を考慮し、安全で結果に満足できる病院を見極める必要があります。