どのような手術を受けるかによって異なりますが、通常、手術後は少なくとも2週間、経過観察と治療のため定期的にご来院いただく必要があります。経過が良好であれば患者様のスティッチを取り除き、帰国が可能となります。

帰国後も耳の回復にはしばらく時間がかかりますので、手術部位のケアには十分に注意する必要があります。シャワーを浴びたり、ジョギングなどの軽い運動は問題ありませんが、耳をぶつけたり、引っ張ったり、押さえつけたりすると、せっかく手術を受けた耳が変形する可能性があります。耳の形が安定するまでは少なくとも3か月ほどかかるでしょう。

手術から3か月後に改めて経過観察へご来院いただければベストですが、海外にいらしゃる方や多忙でなかなか時間が作れないという方は、写真をお送りいただければオンラインでのチェックも可能です。

立ち耳、折れ耳、耳垂形成などの手術は入院を必要としませんが、小耳症や埋没耳などの手術は、手術後7～10日間の入院と、退院後7～10日間の経過観察が必要になります。

また、小耳症再建の場合には、上記より長い治療期間が必要となります。