「副耳、耳珠奇形」とは

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数ある耳の奇形の中のひとつに、副耳(ふくじ)、耳珠(じじゅ)奇形と呼ばれるものがあります👂

耳珠とは、耳の前方部分の少し突起した部分を指すのですが、副耳とは、この部分にイボのような突起物ができる症状で、耳珠奇形はさらに複雑な形状の場合が多くあります。 

副耳、耳珠奇形の症状を持つ耳

突起物さえ除去すれば正常な耳になると考えている方もいらっしゃいますが、患者様の状態によってはた突起物をだ取り除くだけでは不自然になってしまいます😓

起物を除去したと仮定した(突起物を隠した)下の写真をご覧いただくとおわかりのように、耳の穴が丸見えの状態になり、違和感を感じてしまいます💦

突起物を取り除くだけでは違和感が残ります

ですので、特に症状が重度の方は、突起物を除去すると同時に軟骨や手術部位周辺の組織を活用し、耳珠の形を矯正することで自然な耳に仕上げることができます😀

耳珠を矯正することでより自然な耳に

手術自体は難しくありませんが、小さなお子さまの場合は手術中に動かないよう全身麻酔もしくは睡眠麻酔を行う必要があります💉

そのため、新生児の時期は避け、ある程度成長した段階で手術を行うことを推奨しています☝️

病院によって差はありますが、当院ではと副耳、耳珠奇形の手術適齢期を小学校進学前としています。年齢が幼い時期は、本人も周りも外見に対する意識が低くコンプレックスやストレスを感じることもほとんど無いためです👨‍⚕️

仮に12歳以降に手術を行う場合は、数時間の手術に耐えることができる程度の忍耐力も伴ってくるため、全身麻酔ではなく部分麻酔でも手術を行うことが可能です🙂

さらに詳しいことが知りたいという方は直接お問合せください❣